ご挨拶

この度、JA高齢者福祉ネットワーク代表委員会の委員長に就任しました千國 茂と申します。就任にあたり一言ご挨拶を申し上げます。

さて、JAグループでは「創造的自己改革」を掲げ、正組合員・准組合員の皆様からJAの総合事業へのご理解や自己改革への評価をいただくべく、組織をあげて取り組んでいるところです。

そのような中、JAグループが実施する介護保険事業については、時代のニーズを的確に把握し、グループの英知を結集して諸課題に対処していくべく、この10月より、これまでの協議会方式による検討をあらため、介護保険事業を実施するJAが主体となった検討方式にリニューアルすることといたしました。

我が国では、「人生100年時代」と言われているなか、2025年にはいわゆる団塊世代が75歳以上に、2040年には団塊ジュニア世代が65歳以上になると予測されています。そこで政府は、高齢者が全国どこでも住み慣れた地域で安心した生活が継続できるようにするために、地域の医療、介護、生活支援等を充実させる「地域包括ケアシステム」を構築することを目指しています。

JAグループとしては、この地域包括ケアシステムの考え方に基づき、安心して暮らせる農村、地域社会を維持し支えていく必要があると考えます。当ホームページでは、JAグループの介護保険事業に関する取組みや、元気な高齢者に対する取組みといった「高齢者福祉」に関する情報を発信し、JAが行う高齢者福祉事業・活動の理解・促進を図ってまいります。

また、介護保険事業を実施するJAのうち、ワーキンググループに参画いただきました皆様に対しては、令和2年1月から運用を開始する当ホームページの専用ページを通じ、各種情報発信を行ってまいります。具体的には、①厚生労働省等からの介護保険制度に関する情報、②各種ワーキンググループ等に関する連絡、③JA全中(全国農業協同組合中央会)が予定する介護保険に関する会議・研修会等のご案内、③JA介護保険事業経営分析に関する情報、④デイサービス・訪問介護・小規模多機能型居宅介護事業等の地域密着型事業の新規開設等に関するコンサルティングのご案内などをタイムリーに掲示してまいりたいと考えております。当ホームページの運営等につきましては、皆様からの忌憚のないご意見を頂戴したいと考えますので、ご指導いただければと存じます。

JAグループとしては引き続き地域に根ざした高齢者福祉への取組みを進めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

令和元年10月

JA高齢者福祉ネットワーク代表委員会
委員長 千國 茂